最後列で惹かれる暮らし

「ここはねぇ山沿いの割に意外と水気が少なく、何より便利。この環境でバス停まで歩けるからね」と。近隣のおじ様との雑談で、「便利」という言葉が出てきたことに正直なところ驚きつつ嬉しくも思えました。

確かに車が必須になるほどの山中でもなく、この見晴らしの爽快感と、木々の緑に囲まれた静寂で清々しい住環境を手に入れられるならこの立地は十分便利な方なのだと長年暮らしている方の感覚に納得です。

場所は大文字山の麓で銀閣寺と法然院との間に連なる住宅の内のひとつで、緩いながらも坂道をぐんぐん進んで行った奥から2件目。このエリアでは1番山手（最後列）に位置するので背後には急傾斜の山肌が迫ってくるような立地です。その為、市内が一望できる眺望を得られる反面、土砂災害特別警戒区域に該当しています。

更に建物は一見程度が良さそうですが、中に入ると雨漏りや床が抜けてる箇所もある状況なので、大幅な改装が必要です。1階に3室とダイニングキッチン、2階に1室と、2人位なら手ごろなサイズ感かと思います。あと敷地内での駐車場の確保は現実的ではないため、もし駐車場が必要な場合は少し離れた場所で確保するしかなさそうです。

と、少々ハードルが高めではありますが、観光ルートからほんの少し外れた場所で、美味しい空気を吸いながら、自分のペースでまったりゆったり空を眺める様な暮らしを送ってみませんか。
我こそは！とパワーのある方は是非お問い合わせください。