第1回 「京都らしい京都」西陣水口貴之(51Action) 通りの両側に町家がズラッと並んでいる風景が多く残っている「西陣」エリアをご紹介します。 ![]() 京都は、築数百年を超える京町家の横にビルやマンションが建っていたりして、実は凸凹な街の姿をしている。京都を代表する建築物、京町家についても、飲食店や旅館として一棟貸しされていることも多く、「人が暮らす場所」というよりは「商いの場所」としての印象が強い。しかし今回紹介する西陣は、街並みの統一感や手頃な京町家に住めるという点も含めて、多くの方が想像する「京都らしい暮らし方」ができるエリアかもしれない。 モノづくりの街としての歴史 言うまでもなく西陣織の産地としても有名。名前の由来は、応仁の乱の時(1467年)に西軍が陣を敷いたからと言われており、京都盆地を見下ろせる緩やかな丘の上に位置している。上京区から北区にかけて広がる京都盆地でもやや北のエリア。駅で言えば市営地下鉄の「鞍馬口」が近い。 ![]() 平安遷都前に既に織物づくりでは知られていた西陣はれっきとしたモノづくりの街だ。 カッシャンカッシャンという機織りの音が、耳に心地よい。昔ながらの風景が残っていて、両側に町家がズラッと並んでいる通りが多く残っているのは京都でもこの辺りだけ。 ![]() もともと観光地ではないため、条例で残した景観でもなく、商用に外観を故意にしつらえた京町家でもない、リアルな京都の生活の風景。付近には北野天満宮があるが、公共交通がバスだけなので、観光地化され過ぎずに今の形が残ったのかもしれない。 引き継がれる建物たち ![]() ![]() ![]() 現在は、小規模だが個性的なショップや、ものづくりの工房など、クリエイティブでユニークな人や店が集まっている。テナントとして普通に出店を考えれば、人が多い中心地を考えがちだが、ここで店を出す人たちはそれとは別の優先順位を持っている。 ![]() ゲストハウスという名前がまだ一般化する前の2005年にオープンし、伝説のゲストハウスとして知られる「月光荘」も西陣にある。1泊2,000円。タオルなんかもバーッとベランダに干してあったりと、リアルな生活感を醸し出しているおり、街になじみながら滞在することができる。 ![]() ![]() 町家でしか出せない味わい ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 京町家に住む場合気になるのが、建物の状態だろう。築年数が経っているほとんどの町家は柱や床が老朽化している。しかし、それを上手に修繕し風合いを活かして改装することで他のどんな建物にも出せない空間ができあがる。 西陣エリアの物件情報 |
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