歴史の狭間でスマートに

京都御所の少し北にある相国寺の西側、長い歴史を歩んでいそうな路地に建つ今回の物件。二階からはタイムスリップしたかのような景色が広がります。

外観は京都の歴史ある京町家。玄関を開けると白い壁面が清々しい印象を与え、所々に感じる木のぬくもりが何とも心地良いです。「京町家で暮らすのであれば内部も古い状態のままで使いたい」とお考えの方には少しミスマッチかもしれませんが、改装された京町家をご待望の方も少なくないのでは。

リビングダイニングはシックな雰囲気があり落ち着いた空間です。更にリビングに面して庭があり、縁側もあるのでちょっと腰かけてのんびりすると気持ちよさそうです。庭には紅葉の木が生えているのが魅力的です。秋風に心地よく吹かれながら赤く染まる紅葉を眺めてちょっとした肴と缶ビールなんて最高すぎる環境では。プランターを設置して家庭菜園もいいですが、雰囲気的には盆栽を始めたくなりそう。

2階は共に勾配天井の洋室が東と西に配置されてます。天井は最も高い地点で2.5m程で、低い地点では気を抜けないくらいの高さです。東側の部屋の開口部からは室町時代初期に足利義満が創建したといわれる塔頭瑞春院の瓦屋根と境内の緑が見えます。西側の景色はご近所さんの家の雰囲気も相まって時代を遡った感覚を覚えます。

せっかく京都に住むなら京都っぽい家で暮らしたい方、庭のある京町家をお探しの方、京都御所付近を生活圏にお考えの方は是非。