繋がりを紡ぐ

2014年「空き家活用×まちづくり」モデルプロジェクトに採択された島原口近くにある「itonowa」。京都にお住いで今このページを読んでくれている方なら既にご存知の方は多いかと思いますが、空き区画が出たとの事なので改めてご紹介。

まず始めに、建物に面した下松屋町通は通称「一貫町通」と呼ばれ、昭和後期頃までは、着物や生地等の「糸」関連のお店が多く立ち並ぶ地域だったこと、そして貸主さんの家業も呉服業だったということもあり「糸でつながる33mのマーケットitonowa」という名前の由来に繋がったそう。で、2015年10月に「島原に再び活気を」という熱意と共にアトリエ＆ショップ、コーヒースタンド、レンタルスペースから成る交流型複合施設として稼働し始め、現在に至るまで商店街を絡めたアートイベントや夏祭りなど様々なイベントも行われてきました。そして今では地域振興の中心的存在になるのが、今回ご紹介のitonowa自体でもあり、そこに携わるメンバーということで、その一員である入居者を募集します！

※現在5号室のみの募集です（4号室は契約済）
それでは簡単に建物の内容を。元々背を向けて建つ2軒の各庭が繋がり大きな中庭が出来ました。その中庭を挟んで正面側にコーヒースタンドやレンタルスペース、裏手側にアトリエなどの入居者エリアという構成になっていて、今回の募集はその裏手側の2階にある2区画。まず、5帖ほどの4号室は全体的に白く塗装されたキューブ状の空間で開口部が無いので、人によっては閉塞感に挫けてしまうかも知れませんが、黙々と制作に没頭したいって方には籠れて集中できるちょうど良い場所かと思います。変わって12帖ほどある5号室は大正硝子越しに中庭が望め、天高もあるので、過去には写真スタジオとして利用されていた事もあるそう。2階の3区画の中では1番広い区画なので、2～3人位で作業をするなら問題なさそうです。

利用可能な用途は基本的に事務所やアトリエですが、不特定多数の出入りがない事（予約制なら相談）と、大きな音や匂いが出ない事が条件です。あと現入居者と業種が被らない様にしたいため、お問合せ時に希望内容の詳細を教えていただけると助かります。ちなみに今のところ着物専門店、ギャラリー等が入居されてます。

文化交流や地域活性に位置役を担いたいって方は是非お問合せ下さい。
（具体的な活動内容については内覧時に貸主との面談の上、ご相談下さい）