ディープ・イン・向島

路地に流れる民放ラジオ、両脇にあふれる植物たち。門の代わりに駄菓子屋のおじいちゃん。　ここには昭和の空気感が満ち満ちています。

京都は伏見区、酒蔵や商店街の多い桃山や中書島エリアから観月橋を南に渡ったエリアにあります。ニュータウンや公団も多いですが、位置してるのは古くからある下町エリア。そのほとんどが2階建てで見通しの良い街並みです。その一角にある連棟住宅の一つが本物件になります。

なんといっても魅力はその昭和感！公設市場のような名残が色濃くある、アーケードを抜けた先に位置しています。連棟受託の真ん中には中庭もあり緑が沢山。台湾やベトナムの共同住宅などの懐かしくも心地よい風情が残っています。ぼくも初めて伺いましたが、駄菓子屋のおっちゃんやご近所のおばさまとすぐ打ち解け世間話に花が咲きます。　そんな濃密なご近所付き合いもセットというのが人を選びはしますが嬉しいところですね。

建物としては連棟住宅。23年にリノベ済みでシュッと垢抜けています。予算をかけずに雰囲気を活かし潔く。土間の雰囲気やブロックの雰囲気が存分に生かされますね。土間で趣味や商売を広げながら楽しく暮らすこともできるでしょう。事務所やアトリエ使いもいいのでは。
お風呂場も無く、シャワーブースで湯舟要り用なときは近所の銭湯へ。2階は広いワンルームなので工房としてもありですね。1階がショールーム、2階が作業場。ご近所も商売されてる人や住まわれている人が混在しているので、仲良くなればある程度の音も理解はしてくれそうです。但しブロック壁が多分境界壁なので音はお互いに響きそうではあります。

建物へ至るまでのシークエンスも含めて期待高めて楽しませてくれる良い物件です。　伏見エリアで新しいこと始めたいと考えてるそこのあなたにパイルダー・オン！！！